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 F.S.アスレチックスー横浜 戸塚 少年野球ー

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2011年 07月 15日

見送り三振はなぜ起きるのか?


先月のある日、AとBが同じ日に試合がありました。

その2試合でなんと、我がアスレチックスの子どもたちが
全員「見送り三振」。

そこで試合が終わったあとに、
どうして見送り三振がダメなのか、
また、バッターボックスに入ったとき、
どんな気持ちで入ればいいのかなどを話しました。

子どもの野球は、変化球はないこともあり、
配球の組立も大人のように複雑ではありません。
タイミングを外されてバットがでないということも少ない。
でも、子どもたちは見送り三振をしてしまう。

子どもたちが見送り三振をするのは、
ほとんどの場合、技術的なことよりも
気持ちの問題です。
その証拠に、「バットを振る」ということに限れば、
野球を始めたばかりの子どもは
どんなクソボールでも振る傾向があり、
それは、「無心」の為せる技と言えるでしょう。

でも、だんだん野球を憶えてくると、
ストライクゾーンが分かってきたり
それまでな〜にも考えていなかったのが、
「打ちたい」とか「三振をしたくない」とか
「球が速くて打てなさそうだ」とか、
さらに、緊張するなど、
ポジティブやネガティブな気持ちが入り混じって
バットがでなくなるのかもしれません。

気持ちは、コーチがいくら言ったところで
すぐに持ち直させません。
緊張するな!と言っても、いや、そういえば言うほど
緊張してしまうかもしれない。
かといって、なんでもいいからバットを振れ!というもの
指導している立場としては微妙です。
(そういいたくなることもありますが…)
とは言え、
バットが出ない子どもには、バットを出させる
(振らせる)ことが最初のステップだと思います。
それで、偶然でも当たってくれて、ヒットにでもなった
あかつきには、自信を持ってバットが振れるように
なることでしょう。
で、その対策というか方法はどうすればいいのか?
私のほうからヒントは出しましたが、
最終的に子どもたちに決めてもらいました。

そして、出た結果が、
「見送り三振は、即、坊主頭」。

また、連帯責任なのか見送り三振をした人だけが
坊主になるのかを話し合った結果、多数決で「本人坊主」。

それ以降、見送り三振は「ゼロ」。
どんだけ坊主が嫌なんだよ!と言いたくなりますが(笑)、
一応、効果はあったようで…(苦笑)。

そして、先週の試合のこと。
違う試合の審判をしていたせいで、
Bの試合が終了した直後に到着すると、
終わった子どもたちの1人が、
「高橋コーチ、こうせい、やっちゃいました!」と
とても<うれしそう>に走ってきます。
てっきり怪我でもしたのかとビックリしたのですが、
その「やっちゃた」とは、見送り三振とのこと。

帰りの車で、本人は「近所のおばさんに坊主頭は似合わないって
言われるんですよね〜」とかささやかな抵抗をしていましたが、
「やるやらないは、本人と家族の問題で
強制しないから」とだけ返事をしておきました。

で、次の朝…。

きれいな坊主頭で登場。

これからは、開き直って、どんどん振って打ってほしいものです。


見送り三振はなぜ起きるのか?_b0170327_15251740.jpg
似合っていると思うけど。


ちなみに、彼には
学校で坊主にした理由を「見送り三振したから罰で坊主にされた」と
言わないでくれと、お願いしておきました。
そんな噂が流れたら…恐いです…。






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by fsa2009 | 2011-07-15 15:35 | コーチのつぶやき


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